出版社/著者からの内容紹介
アメリカで開発されて以来爆発的なブームになった、全く新しい販売学“NPL理論”を大公開。話し方、聴き方、見せ方……説得上手のコミュニケーション手法を学んで、目指せ営業の達人!
抄録(「電子書店パピレス」より)
五章 公開プロ営業のテクニック
ものすごい販売学=NLP理論
本章からは、アメリカで開発された全く新しい販売学であるNLP理論の考え方と実践法を説明していこう。
NLP理論を考案したのは、グリンダーとバンドラーという二人の心理学者である。お客さんとよい関係をつくることが営業活動の第一歩だと私は繰り返し述べているが、その関係のつくり方を具体的に体系化したのがNLP理論だ。NLP理論は一〇年以上前、アメリカで発表されて以来、爆発的なブームになり、多くのセールスマンが学んでいる。
NLPとはニューロ・リングスチック・プログラミングの頭文字をとったものだ。これは訳せば、神経言語プログラミングとなる
では、神経言語とは何か。
「梅干」という文字を見ると、私たちは「酸っぱい」と連想する。言葉と脳の神経がつながるので、酸っぱさを思い出し、表情まで酸っぱい顔になってしまうのだ。同様に、みなさんの言う言葉は、お客さんの神経に働きかける。みなさんの動作も、お客さんの神経に影響を及ぼす。ならば、よい面で働きかけるようにしよう、との考えから心理学をベースに体系化されたのがNLP理論である。NLP理論は共感ゾーンを広げて、よい人間関係を築くことを目的とする。
私たちは日常、「なんとなくいやだな」とか「なんとなく心地いい」と感じることがある。実は、多くの場合、それには理由がある。
ここで再び、エピソードをご紹介しよう。
ある人が四、五年前、香港に出張したとき、ルイ・ヴィトンのバッグを買ってきた。奥さんに頼まれたため、時間がない中、それを売っている有名ホテルまで走って行って、買ってきた。
帰国後、会社に出入りしている銀行マンに彼はうれしそうに言った。「〇〇さん、私、この間、家内に言われて香港でルイ・ヴィトンのバッグを買ってきたんですよ。彼女、喜びましてね」と。
すると、その銀行マンは言ったそうだ。「佐藤さん、香港で売っているルイ・ヴィトンは全部偽物ですよ」。佐藤さんが有名なホテルで買ったと反論したところ、「いやあ、わかってないですね。香港は偽物が多いんですよ」と言い張ったという。佐藤さんは不愉快になって、その銀行マンに「もう帰っていい」と言った。
その後、どうしても肌が合わなくて、その会社では銀行に頼んで担当を替えてもらったという。
この話を聞いて、みなさんはどう思うだろうか。いい年をして、そんな些細なことで不愉快に思った佐藤さんは大人げないのだろうか。
私はそうは思わない。お客さんを不愉快にした銀行マンのほうが悪い。しかし、この銀行マンと同じようなことを、案外、人はしょっちゅうしているのである。NLP理論を学べば、こうした失敗を私たちは犯さなくなる。
著者について
箱田 忠昭(はこだ ただあき)
インサイトラーニング(株)代表取締役
昭和17年生まれ。慶応義塾大学、米国ミネソタ大学院卒。エスティローダ・マーケティング部長、イヴサンローラン・コメスティクス日本支社長を歴任。現在、インサイト ラーニング(株)代表取締役。
話し方、人間関係、セールス・プログラムの世界的権威であるデール・カーネギー・コースの公認インストラクター。生き方を変える“ハッピーセブンの法則”、幸福をつかむための7つの法則を中心に感動と共感を「体得」させる講演で、年300回以上の研修、講演を全国各地で消化している。いま最も著名な講演家。
〈著書〉『駄目でもともと』『人生目標達成の6つのステップ』(日新報道)、『すぐに役立つ交渉術』(同文書院)、『キラリと光るビジネス禅語』(太陽企画出版)、『時間革命』(ベストブック)、『交渉力の高め方』(清話会出版)、『実践!値切りを封ずる商談技術』(税務経理協会)、他。
序章 心と体を準備しよう
笑顔はセールスマンの最大の武器
否定語を追放して前向きになろう
一章 顧客と仲良くなり、信頼を得よう
大切なのはよい人間関係をつくること
「三、三、三の法則」を忘れるな
自分を知ってもらい仲良くなる
自己開示をして共感ゾーンをつくろう
さまざまなやり方で接触頻度を高める
二章 よい営業マンは聴き上手
自分はしゃべるな、相手の話を聴け
説得はまず聴くことから
聴き方の五大ルール
バックトラッキングを習慣化しよう
演習1 全身を使った会話術
三章 商談を強化する話し方
コミュニケーションの三要素
あなたの声を改善しよう
見た目を改善する五つのポイント
演習2 話し方エクササイズ
四章 視覚に訴えて説得力を増す
視覚化の重要性を知ろう
説得力を増し強い印象を残す法
五章 公開 プロ営業のテクニック
ものすごい販売学=NLP理論
人は似ている人を好きになる
ムードを合わせて共感しよう
言葉を合わせて、会話をはずませる
ペーシング・プラスワンを覚えよう
演習3 ペーシング・プラスワン
相手をなだめるテクニック
六章 信頼をつくる傾聴技術
しゃべる前に聴いて情報を入手
商談を前進させる質問テクニック
七章 NLP理論による商談の進め方
商談の入口はYES -TAKINGで
最初の言葉に主観を交えるな
反論はまずクッションで受けよ
演習4 NLP理論による反論克服法
ボディランゲージで相手の心を知る
しぐさから相手の心を観測するポイント
NLPセールスの体系
〈巻末〉セールスマンのするべき69の質問