一橋大学ビジネススクール「知的武装講座」[講座1]日本企業の経営課題

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著者:伊丹敬之
価格:¥ 420
プレジデント社


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■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 実務知識偏重でもなく理論倒れでもなく、日本の現実をふまえた本質的な分析・提案・実行ができる人材を育てたい。それが国立での経営学修士コースのねらいである。そのコースを担当している4人が現実の経営の諸問題をどのような切り口で切ろうとしているのか、さまざまな問題を実際に取り上げて論じた『一橋大学ビジネススクール「知的武装講座」』。本書は、電子書籍化にあたり、これを1人ずつのパートに分冊したもののひとつである。ほかのパートと併せてお読み頂き、ぜひ4人の結論・見解を読者のみなさんと共有したいと思うとともに、その結論に至る論の進め方に出ているであろう私たちのMBAコースのスピリットをも感じていただきたい。


抄録(「電子書店パピレス」より)
はしがき

 本書は、一橋大学大学院商学研究科の仲間四人が二〇〇〇年春からプレジデント誌に連載を始めた「ビジネススクール流知的武装講座」を、担当者ごとに構成を組み替え、課題やキーワードを設けるなど編集の手を加えたものである。
 担当した四人の分野ごとに、「日本企業の経営課題」「企業価値を創造する経営戦略」「人と組織を活性化させるための戦略的課題」「複雑化する金融・為替を理解する」と四つの講座構成になっている。トップマネジメントから為替まで、日本企業が抱える問題を幅広く扱い、しかも私たちなりにそうした問題をどう掘り下げるのか、その切り口を深く提供しようというのが本書の目的である。
 この本の基になった連載は、商学研究科が二〇〇〇年四月から国(くに)立(たち)キャンパスで大学院修士課程の経営学修士コース(MBAコース)を、本格的に発足させたのと歩調を合わせて開始された。連載を執筆した四人はMBAコースの計画作成段階からの仲間であり、MBA教育の実際の担当者でもある。伊丹は経営と産業、伊藤邦雄は会計や財務、小川英治は金融と為替・国際資本市場、沼上幹は経営戦略・組織と技術、という大ぐくりの担当分野を決めて、実際のMBA教育のかなりの分野をカバーできるようにした。
 私たちの大学は、二〇〇〇年から二つの経営大学院(ビジネススクール)の試みを、本格的に開始した。一つは国立の地(本学の現在地)で、一つは神田一ツ橋の地(本学発祥の地)においてである。
 国立では、商学部が商学研究科という大学院を重点とする組織に二〇〇〇年四月に改組されたのを契機に、「経営学修士コース」という日本語で授業をする昼間の二年間フルタイム修士プログラムを発足させた。すでに四年ほど前から「修士専修コース」という名前で実験的に商学部としての大学院修士レベルの社会人中心のプログラムを行っていたが、今回、内容と定員を大幅に拡充して、コース名も変えて本格的に発足させたのである。
 神田は、経営大学院という試みばかりでなく、法学、経営学の分野での試みを含んだ国際企業戦略研究科という新しい組織の発足である。この研究科の中に、経営の分野では国際経営戦略コース(昼間・英語で授業)と金融戦略コース(夜間・日本語で授業)という二つの社会人教育のためのコースがつくられた。
 いわゆるMBAタイプの教育プログラムとしては、国立の経営学修士コース、神田の国際経営戦略コース、ということになるであろう。ともに昼間フルタイムプログラムだが、国立は日本語で日本人学生中心、神田は英語が教育言語で留学生を定員の半分程度あるいはそれ以上を想定する、というように、教育言語、ターゲット学生、カリキュラムの重点などが違い、教育の場所も離れているために、二つのコースは一応別コースとなっている。しかし、日本にも本格的なビジネススクールをつくる必要がある、という基本意識は同じである。二つの試みを大きく統合する動きもいずれは必要となるだろう。
 国立の経営学修士コースは、もちろんMBAとしての標準的な内容を中心とはしているが、三つの特徴を持ちたいと考えている。それは、社会科学的見方の重視、歴史・古典・哲学の重視、現実と分析の間の往復運動とそのための議論と対話の重視、という三点である。その象徴的な表れが、一年生の「古典講読」、二年生の「理論構築の方法」「経営哲学」といった必修的な科目である。アメリカの典型的なMBAプログラムとはかなり方向性が異なる。日本型ビジネススクールをつくり上げようとしている、と言ってもいい。
 こうした三つの特徴を持たせようとするのは、日本の経済社会が真に必要としているのは、現実の企業・産業のさまざまな複雑な現象に対して深い分析を加えることのできる大きな視野の人材である、という認識を、私たちが持っているからである。そして、社会科学の大学として発展してきた本学の伝統とアカデミアとしての大学らしいよさも生かしていきたい、と考えているからである。言い換えれば、実務知識偏重でもなく理論倒れでもなく、日本の現実をふまえた本質的な分析・提言・実行ができる人材を育てたい。それが国立での経営学修士コースのねらいである。
 本書は、そのコースを担当している四人が現実の経営の諸問題をどのような切り口で切ろうとしているのか、それをさまざまな問題を実際に取り上げて論じたものである。
 私たちとしては、四人の結論・見解を読者のみなさんと共有としたいと思うとともに、その結論に至る論の進め方に出ているであろう私たちのMBAコースのスピリットをも感じていただきたい。だから、本書のタイトルに『一橋大学ビジネススクール』と、わざわざ私たちが所属する大学の名前を入れたのである。
 もちろん、同じスピリットを共有する方たちは、私たちの大学のMBAコース担当者に限らない。プレジデント誌の連載では、二〇〇二年四月からは神戸大学の加護野忠男教授に加わっていただき、メンバーの半数を入れ替えて衣替えをして継続している。
 そうしたスピリットでの知的プロセスを、読者とともに、現場の方々との交流も含めて、今後も行っていきたいと考えている。本書は、その長いプロセスの、第一歩である。

  二〇〇二年三月

著者を代表して 伊丹敬之

*この続きは製品版でお楽しみください。


著者について
 伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)
 1945年、愛知県生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギーメロン大学経営大学院Ph.D。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。75年から83年にかけて、二度にわたってスタンフォード大学ビジネススクール客員准教授。 主著に『場のマネジメント』(NTT出版)、『経営の未来を見誤るな:デジタル人本主義への道』(日本経済新聞社)ほか多数。

■ インデックス

はしがき
課題1 時代を読み解くために必要な思考法とは?
課題2 日本企業はなぜ、失われた一〇年を抜け出せないのか?
課題3 経営改革が進まない原因はどこにあるのか?
課題4 なぜ、トップは現場と遊離するのか?
課題5 日本企業にはなぜ、技術系のトップが少ないのか?
課題6 規模の経営は二一世紀の勝者となりえるか?
課題7 「流行の経営」は日本企業を再生させるか?
課題8 理想的な市場と組織のミックスはどうあるべきか?
課題9 ネットビジネスに成功する条件とは?
課題10 なぜ、日本企業の組織生産性は低下したのか?

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「一橋大学ビジネススクール「知的武装講座」[講座1]日本企業の経営課題」紹介ページの最終更新日時
2005年10月24日 17:51:37
ID:189
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。