出版社/著者からの内容紹介
どうやって儲けているのか? どれだけ利益が出るものなのか? 激安店や食べ放題、金券ショップは何故儲かる? 不況の時ほど繁盛する摩訶不思議なビジネスとは?……など、疑問に思っていること、ありませんか?
そんなあなたにオススメの一冊。商売を裏側から覗いてみれば、知らなかった儲けの裏事情が一読解明!
抄録(「電子書店パピレス」より)
航空運賃より安い格安ツアーでも儲かるのはなぜ?
巷《ちまた》に出回る格安パック旅行のパンフレットをみると、ヘタをするとホテルの宿泊費込みで正規の航空運賃よりも安いなどというツアーがザラにある。
あんなに安い料金で、中小の旅行代理店などは、いったいどうやって儲けているのだろうか。
大手の旅行会社とはちがい、ネームバリューがない中小の代理店は、値段で勝負しないと客はまわってこない。しかし、あまり安くしすぎても利益がでない。
が、じっさいには「超格安ツアー」が、中小の旅行代理店によっても組まれていて、彼らは倒産せずに頑張っている。どこかにしたたかな儲けのカラクリがあるにちがいない……。
そのカラクリの一つが「錯覚《さっかく》商法」とよばれるもの。儲けなんてほとんどないぎりぎりの値段でツアーを企画し、オプショナル・ツアーで儲ける方法だ。
たとえば、大阪からローマへのツアーを組み、オプショナル・ツアーでポンペイ旅行を用意する。ローマからポンペイへいく場合、じっさいは2万円かかる程度だとしたら、それを3、4万円で売るので、ちゃんと利益はでる。
客はもともとのツアー料金が安いものだから、オプショナル・ツアーにはけっこうお金をかけてしまうのである。
オプショナル・ツアーにパリを組み込めば、もっと儲けの幅は大きい。「1か所の訪問国で切符をきった場合、帰りにはもう一か国立ち寄れる」という航空運賃上の規則が適用されるので、「大阪―ローマ―大阪」でも「大阪―ローマ―パリ―大阪」でも、航空運賃は同じなのだ。
これを利用すれば、ローマからパリにいっても、料金はタダ。にもかかわらず、旅行会社はこれを5、6万円でオプショナル・ツアーに組み込むのだ。この場合はツアー申し込み時に、パリのオプショナル・ツアー参加者を募っておき、この人数分だけはパリに立ち寄る航空券をきっておく。
そして、ローマについてから、パリ参加組だけを先に出発させて、帰りにほかのツアー客といっしょにパリで拾って帰国するというわけ。ツアー客が20人もいれば、それだけで100万円以上儲かる計算になる。
このように賢い方法でツアーを企画する、中小旅行代理店は多いということだ。
著者について
素朴な疑問探究会(そぼくなぎもんたんきゅうかい)
この世のあらゆる常識、通念、当たり前のことに、常に疑問を抱く疑い深い人々の集まり。分かっているようで、いざ尋かれると返答に困る、そんな単純で素朴な疑問を一致団結して解決し、世に発表することを使命としている。
著書に「『なぜ?』が分かる博学BOOK」「長年の大疑問」「無用の長物にも意味がある」「関西vs関東どっちの勝ちか?」などがあり、それらの研究実績は高く評価されている。