出版社/著者からの内容紹介
発想法を変えるだけで、英会話のレベルが初級から中級へ! 本書で紹介する新発想はズバリ「ジェネレーター」。これは1つの表現から他の表現を生み出す応用力のことです。この発想を使って、今持っている知識を応用すれば、あなたの英語の表現力は確実にアップ! 英語で自分の思ったことを自由自在にしゃべりたいあなた! 本書はそんな方々に、まさにピッタリの一冊です!
抄録(「電子書店パピレス」より)
あるレストランでの出来事です。一緒に食事をしていた友人(ネイティブ)がスープを飲みながらひと言。
This tastes cheesy. (これチーズ味[風味]だな)
その瞬間、ジェネレーターが筆者の頭に浮かんだのです。「cheese + y → cheesy」で「チーズ味[風味]」。そこですかさず、ことばを続けました。
Mine tastes tomatoey. (僕のはトマト味だ)
彼はこちらの言ったことが分かっている様子なので、念のため tomatoey について確認したところ、「少なくとも僕には分かる」と友人はうなずきました。そこで、思いつく似たような形容詞を並べてみたのです。
beefy(牛肉のような)、fishy(魚のような)、porky(豚肉のような)、chickeny(鶏肉のような)
すると、「beefy(体ががっちりした)、fishy(うさんくさい)、porky(デブの)など、他の意味もあるけど、文脈で分かる」とのコメントが返ってきました。
そのあと、さらに味覚を表わす「名詞+y」の話題を食事をしながら続けていきました。その時に登場したのが次のような形容詞です。
lemony, salty, creamy, tasty, fruity, watery, sugary, garlicky, vinegary, oily, meaty, soapy, chocolaty, minty, mediciny, corky, woody, etc.
味を表現するとなると、まず思い浮かぶのが good, delicious, sweet, hot, salty, sour(すっぱい), bitter(にがい)でしょう。しかし、これ以外の語を使って表現するとなるとことばに詰まってしまう人が多いのではないでしょうか? ここで紹介した「名詞+ y」を使えば、味覚表現の範囲がさらに広がるはずです。味についてうまくコメントができないときには、思いついた名詞に y を付けて言ってみればいいのです。例えば、「ピリッとした味」は、peppery で表現してみるのです(この単語は辞書に掲載されています)。便利でしょう? 時には、相手が聞いたこともないような形容詞を作ってしまうかも知れませんが、きっとこちらの言わんとすることは伝わるはずです。
具体的な会話の場面を2つ挙げておきましょう。
A:How is your salad dressing? (そっちのサラダドレッシングはどう?)
B:It's a bit watery. (ちょっと水っぽいね)
A:I think they thin it out to save money. (節約するために薄めてるのよ)
*
A:Your cake is always delicious. (君のケーキはいつもおいしいね)
B:I have a secret recipe. (秘密の作り方があるの)
A:It's so chocolaty. Can I have some more? (チョコレートの風味が広がるね。もう少しもらえる?)
どうですか?「名詞+y」は便利でしょう?
著者について
岩村 圭南(いわむら けいなん)
上智大学卒業後、ミシガン大学大学院留学。修士課程修了(M. A.)。英語教育法専攻。現在、上智短期大学助教授。著書に『自分流英会話のすすめ』、『英語の正しい発音の仕方』(研究社出版)、『英語リピーティング入門』、『英語リピーティング表現練習編』、『インターネットで英語学習』、『大学院留学THEスピーカーズ・マニュアル』(アルク)などがある。
Braven Smillie(ブレーブン・スマイリー)
アメリカ・サンディエゴ出身。カリフォルニア大学バークレー校で言語学専攻。サンフランシスコ州立大学大学院で英語教育学修士(M.A.)を取得。神田外語大学講師を経て、現在、AP通信社記者。