出版社/著者からの内容紹介
元ジャニーズ・アイドルの豊川誕の真実の叫び! 今だから語れる生い立ち、アイドル時代、そしてこれから――。両親に捨てられ、たった一人で生き抜き、ジャニーズ・アイドルとして青春を過ごした男の栄光と苦悩が、赤裸々に語られる。波乱に満ちた彼の生い立ちの記ともいえる本書…読後はとても爽やかな気分にさせられる1冊です。
抄録(「電子書店パピレス」より)
僕がジャニーズ事務所で出した最後のシングル・レコード『白い面影』が、事の起こりだった。
「親のない子は
焼かないパンを喉に詰まらせ
水を飲む」
こんな歌である。
テレビ東京のプロデューサーの工藤忠義という人物が、ペンネームを使って書いた歌詞だ。
あまりにも残酷で、常識を疑うような歌詞だ。
最初は、気にしないようにしようとも思ったが、信和学園の子供からもらった手紙が頭を離れなかった。「どうして豊川さんは養護施設出身だとか、親がいないということを強調するのですか」
文面を思い出すたび、身体が震えた。
それまで不満を言いながらもジャニーズ事務所の宣伝をガマンしてきた僕も、この歌を唄い続けることには、どうしても耐えられなかったのだ。
自分自身に嫌気がさした。
ジャニーズ事務所に不信感が芽生えた。
これ以上「豊川誕」を演じることは、僕にとって重荷になっていた。
ならば、どうすればいいのか。
思いついた道は一つしかなかった。
著者について
豊川 誕(とよかわ じょう)
推定3歳時に、兵庫県姫路市に両親に置き去りにされ、以後、養護施設で育つ。
高校中退後、大阪府の喫茶店でアルバイトをしているところをスカウトされ、ジャニーズ事務所に入る。昭和50年、「穢れなき悪戯」でレコードデビュー。
昭和52年にはジャニーズ事務所を離れ独立をはかるが、自然消滅。以後、実業家へ転身し現在に至る。
プロローグ
養護施設
ジャニーズとの出会い
アイドル時代
事務所との決別
オウムの修業
アクシデント
ひとりぼっちの旅立ち