アウトソーシングの時代

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価格:¥ 1,848
日経BP社


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■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 最近耳にするようになった「アウトソーシング」。『アウト(外部)にソースする(よりどころを求める)』。自らの経営効率化を誇示する企業、新規分野進出の一環として、アウトソーシング事業への展開を表明する企業が増えている。
 本書では「企業の効率化」という観点から、アウトソーシングを若干広く捉え、「なぜ、今アウトソーシングなのか」に言及している。


抄録(「電子書店パピレス」より)
 一括物流のアウトソーサーには、卸売業者にとどまらず、メーカーの設立した物流子会社や運輸業者も含まれる。例えば、加工食品の卸売業である国分、雪印アクセス、菱食、明治屋、伊藤忠食品、加藤産業、旭食品などの各社は、この分野における代表的アウトソーサーと言えよう。
 他方、メーカーが自ら物流子会社を設立し、一括物流を目指す事例もある。例えば、花王が96年6月に設立した、花王システム物流がその典型だ。
 同社は97年4月より、イトーヨーカ堂の神奈川県内32店舗に対し、洗剤などの日用についての一括物流を受注している。
 従来から花王製品は、販社を通じた独自の流通網で納品されていた。そこで同社ではそのノウハウを活かし、花王製品のみならず、ライオン、P&Gなどの製品までを、ヨーカ堂から運営を任されている専用物流センターへ納品し、そこからヨーカ堂の各店舗に配送することにしたのだ。
 これにより、センター運営の効率化とともに配送頻度の省力化も進み、結果として、各店舗の運営コスト削減につながった。
 このように、アウトソーサーにとって一括物流を受注するメリットは、規模の経済性を働かせることによる物流コストの軽減にある。ところが逆に、従来型小売店舗のようなチェーン店化されていない業態は、それゆえにこそ、これまで一括物流の波から取り残されてきた。
 チェーンストアの場合は、各店舗を効率的に回るために、配送も卸売業者用の2トン、4トンといった大型トラックが有効に使われる。しかし、小規模な従来型小売店舗では、このような規模の経済性は働かないからだ。
 しかし、最近それらの店舗にも、ようやく一括物流の対象となる可能性が生まれ始めた。ヤマト運輸が、この分野に名乗りを上げたのだ。
 宅配便によって小口配送に実績のある同社では、近年宅配便トラックを用いて、これら従来型小規模店舗への一括物流サービスを提供し始めた。
 これは、各地のヤマト運輸所有倉庫を各店舗のバックヤードとし、ヤマト側から品揃えの提案もするという、販売活動にも一歩踏み込んだ形態となっている。


著者について
 村上 世彰(むらかみ よしあき)
 通商産業省生活産業局サービス産業企画官。59年大阪府生まれ。83年東京大学法学部卒後、通産省入省。97年7月から現職。主な著書に『市場「淘汰」されるサービス業 顧客「選択」されるサービス業』(ダイヤモンド社)がある。

 大石 邦弘(おおいし くにひろ)
 (株)富士通総研経済研究所研究員。63年、大阪府生まれ。93年、神戸大学大学院経済学研究科修了。同年、財団法人国民経済研究協会に入る。96年6月から現職。

 妹尾 雅夫(せのう まさお)
 (株)価値総合研究所(旧長銀総研コンサルティング)開発調査事業部主任研究員。52年東京都生まれ。85年早稲田大学大学院博士課程修了。同年株式会社長銀経営研究所(現社会基盤研究所)入社。99年1月から現職。

 柏木 亮二(かしわぎ りょうじ)
 (株)野村総合研究所産業コンサルティング部コンサルタント。72年、福岡県生まれ。96年、東京大学経済学部卒。同年、株式会社 野村総合研究所入社。98年10月から現職。

■ インデックス

第1章 今、なぜアウトソーシングか
 1.1 米国で活発化した理由
 1.2 日本の現状
 1.3 アウトソーシングの定義
  1.3.1 花田教授による定義
  1.3.2 アウトソーシングの段階的整理
  1.3.3 我々の定義
 1.4 アウトソーシング産業実態分析の概略
 1.4.1 アウトソーシングのコスト削減効果
 1.4.2 アウトソーシングをめぐるトラブル事例
 1.4.3 アウトソーシング産業群の実態


第2章 アウトソーシングのコスト削減効果
 2.1 なぜ、コスト削減に注目するのか
  2.1.1 取り上げる分野の特徴
  2.1.2 発展段階から見た三つの分野
  2.1.3 アウトソーシング活用と内外価格差
 2.2 人事、福利厚生、総務関連分野
  2.2.1 実態
  2.2.2 給与計算業務
  2.2.3 会員制福利厚生サービス
  2.2.4 新しい段階への課題
 2.3 情報システム分野
  2.3.1 実態
  2.3.2 コスト削減
  2.3.3 ウトソーシング活用のメリットと問題点
  2.3.4 今後の展開
  2.3.5 日本企業の高コスト構造とアウトソーシング
 2.4物流分野
  2.4.1 実態
  2.4.2 棚卸し業務
  2.4.3 一括物流
  2.4.4 第2段階への移行を円滑に進めるために


第3章 アウトソーシングをめぐるトラブル事例
 3.1 データで見るトラブルの概況
  3.1.1 意外に低い発生率
  3.1.2 問題の内容
  3.1.3 業務内容別に見た発生状況
  3.1.4 契約期間との関係
  3.1.5 企業満足度
  3.1.6 クライアント企業側の対応
  3.1.7 アウトソーシング先の選定理由
  3.1.8 トラブルに対する企業の認識
  3.1.9 業務内容別に見た発生傾向
 3.2 業務内容別に見たトラブルの実際
  3.2.1 情報システム分野
  3.2.2 業務関連分
  3.2.3 施設管理分野
  3.2.4 生産工程分野
  3.2.5 物流分野


第4章 アウトソーシング産業群の実態
 4.1 伸びゆくアウトソーシング産業
 4.2 EDS
    すべてを飲み込むITアウトソーシング企業
 4.3 Everest
    早くも生まれた「周辺ビジネス」
 4.4 アンダーセン コンサルティング
    世界最大の「経営と情報」のプロ集団
 4.5 日本アイ・ビー・エム
    日本版フル・アウトソーシングの先駆者
 4.6 ヒューマンリンク
    目標は「人事部のフル・アウトソーサー」
 4.7 インテリジェンス
    ニーズの先取りで急成長
 4.8 ビジネス・コープ
    福利厚生で多彩なサービス
 4.9 日本アウトソーシング
    すべての業務を一手に引き受け
 4.10 オムロン
    製造業の原価計算をサービス業に導入
 4.11 アウトソーシング・ディレクトリー


第5章 今後の展望
 5.1 行政のアウトソーシング
 5.2 雇用への影響
 5.3 アウトソーシングとM&A
 5.4 日本という国が目指すべき方向

[参考]

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「アウトソーシングの時代」紹介ページの最終更新日時
2005年10月24日 17:51:35
ID:141
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