出版社/著者からの内容紹介
たとえば、ただ車が止まっているのと、前後から人が力いっぱい押し合って動かないのでは、互いにスピードはゼロでも、その内容がまったく違う。同じように、反対側から力を加え合った[ゼロ状態]になると、人間の思いもよらない現象が発生する。いま話題の「気」が発生するのも、人間の意識と無意識の拮抗する[変性意識状態]になったときなのだ……この衝撃的な事実を科学的実験によって明らかにすると共に、きたるべきエネルギー革命を予見し、「気」を中心とする「見えないもの」を徹底的に検証した、これまでの研究成果の集大成。
抄録(「電子書店パピレス」より)
心理学者のユングという人が唱えた「集合的無意識」という考え方があります。人間の意識は各自が固有だが、無意識では全部つながっている、という考え方です。海に浮かんだ島々は独立しているように見える。事実、独立して存在しているが、もし海水を全部取り払ってしまったらどうなるか。
すべて陸続きです。これと同じように人間の無意識は海の水に隠れていて、実際は隠された部分で全部つながっている。つながっているということは、私たちは自分が知らないところで、他人とコンタクトをとっている。そういうことも考えられるのです。
さらにいえば、そのつながりは人間だけにかぎらない。動物、植物から微生物まであらゆる生命とも、また非生命の鉱物、山や雲や海ともつながっている。要するに私たちの意識(無意識)は宇宙とつながっていると考えられるのです。
現在、このことを説明できる科学理論はありません。だからユングの集合的無意識も一つの学説として遇されてはきましたが、一部の人間が認めるだけでオーソライズされたものにはならなかった。ニュートンの熱力学の法則やアインシュタインの相対性理論などとは扱いが違っています。ところが超能力や気功の研究をしていると、この説がかなり正しいのではないかと思えてくるのです。
いままで説明不可能だった理由もはっきりしてきます。それは現代科学の枠組みでのみ考えていたからなのです。既存の物理法則からいえば、人間の意識と物質の間には何の関係もない。あったらおかしい。もしそんなことを認めたら、自然科学の前提が崩れてしまいます。
私も科学者の端くれですから、こういう問題を考えるときには、できるだけ科学的思考をします。これまで行なってきた実験もすべて科学的なものです。しかし、そうやって科学的にやってみて、説明できない現象に出合ったとき、それを否定するのではなく、まったく新しい発想を取り入れてみるのが私のやり方なのです。
この方法でいろいろと研究を積み重ねた結果、ユングの集合的無意識がいっていることがかなり正しいと思えるのは、次のようなことが推測できるからです。
先に変性意識状態になったときの脳波の変化について説明しました。気功師や超能力者は、まず最初にリラックスした脳波になります。呼吸を整え心身がリラックスしたときの脳波レベルは、だいたい八ヘルツ前後かそれ以下に下がっていく。八ヘルツを切るとシータ波といって、弛緩《しかん》の状態かほとんど無意識に近いレベルになります。
このとき意識はかぎりなく無意識に近づいていきますが、彼らが目的の行為、たとえば気功治療とか念写、透視といったことを行なおうとすると、脳波はやや上がって一〇ヘルツを若干上まわるレベルにそろってくる。この脳波レベルがミッドアルファ波ですが、これに意念(イメージ)を加えると、不思議現象が起こるのです。
ここまではすでに説明しましたが、一方で自然界も脳波に似た固有の振動数というものをもっています。たとえば地球をとりまいている空気層の周波数は、晴れた日だと七〜一四ヘルツ前後なのです。この範囲の周波数が脳のミッドアルファ波と共鳴すると、人間は変性意識状態下の意念によって、宇宙エネルギーとコンタクトできるようです。
ただしこれには共鳴状態が三秒以上続く必要があります。普通の人は共鳴する瞬間があっても三秒は続かない。気功師や超能力者などは、三秒以上続くことがあり、それくらい続くと、三次元世界とは別の、たとえば五次元の支配法則がはたらいて、私たちの意思はどんなものにも通じるようなのです。
ユングは、人間は無意識でみんなつながっているといいました。人種も民族も国家も年齢も何も関係ない。各自が固有の意識をもちながら、無意識という知覚できない意識の深層でコンタクトしている。この推測は正しかったが、ユングが考えた以上に人間は人間とだけでなく、動物とも植物とも鉱物とも、宇宙のあらゆるものとコンタクトのとれる存在であったということになります。
著者について
佐々木 茂美(ささき しげみ)
一九三〇年長野県生まれ。東北大学工学部精密工学科を卒業後、東芝機械、防衛大学講師、電子通信大学教授を経て現職に至る。専門の機械制御工学の知識を駆使した科学的実験によって「気」の存在と性質を明らかにした研究は、世界中の科学者から注目を集めた。その後も「気」の発生メカニズムの解明やコントロールのための技術開発などを進め、中国とも共同研究を行なうなど、「気」の研究の第一人者として活躍している。
現在、電気通信大学名誉教授。東海大学教授。近著に『ここまでわかった「気」の科学』(ごま書房)がある。
まえがき
プロローグ 宇宙空間にはゼロがいっぱい
「人が幸せになる場所」というのがある
ゼロ磁場で不思議現象が起こる
科学では説明できない、スプーン曲げの断面
「物と心」「場所と心」はつながっている
第1章 人間の意思で物質が変化する
人間の意思で「水」が変化する実験
二〇〇〇キロ離れた北京にも届いて変化した
祈ったり念じたりでエネルギーが出る
「変性意識状態」になると変化が起こる
変性意識状態は意識と無意識の中間
だれでも変性意識状態になることはできる
荷重を加えたほうがより念が通じる
どんな条件で意思が物質に通じるのか
人間はすべてのものとコンタクトできる
宇宙エネルギーは実在し、五次元のものである
第2章 ゼロ磁場でなぜ奇跡が起こるか
気功治療と同じ効果の特殊な場所がある
人工的にも「気エネルギー」を集めることができる
ピラミッド斜面の角度に不思議な一致がある
中国で伝えられた太極図が意味しているもの
五次元世界も意識の問題でわかってくる
適度な不純物はあらゆるものに必要
なぜ大勢の人がいたほうが実験がうまくいくのか
「皮膚と脳と空気層」の周波数が一致する
皮膚感覚には気がつかない不思議がある
磁石を使った磁気治療も可能性の一つ
気を一回送っただけでいつまでも関係が続く
地震国・日本にもゼロ磁場がある
第3章 こうすれば変性意識状態になれる
特異能力が出せる人、出せない人の違い
呼吸法からも変性意識状態に入れる
体を積極的に動かすと潜在能力が出る
プラス、マイナスが逆になる雨の日はよくない
静から動へのときに宇宙エネルギーが出る
六年目の沐浴で仏陀が悟ったわけ
神社仏閣に行くとなぜ敬虔な気持ちになるのか
水晶など気を集め放出する物質がある
「繰り返す」ことで変性意識状態をつくり出す
磁力を使った健康器具は本当に効果的か
宇宙エネルギーはコントロールできるのか
五次元世界が現実に入り込んでいる
第4章 二十一世紀にはエネルギー革命が起こる
宇宙エネルギーこそが人類最終のエネルギー
いまは電気が注目されはじめたころと同じ
企業も官界も真剣に取り組みはじめている
電磁波を利用して宇宙エネルギーを発生
自然治癒力はどうしたら高められるか
宇宙エネルギーで「心で思うことが実現する」
意念力が五〇〜三〇〇グラムになった記録
各国で事情が違う宇宙エネルギー研究
理性や知性で生きるか、感情で生きるか
心の浄化が宇宙エネルギー利用の第一条件