出版社/著者からの内容紹介
システムの構築,運用は障害との戦いである。激しい競争にさらされるインターネット・サービスでは,万全を尽くしたはずのシステムでも障害が発生する。その障害の原因を見ていくと,予想を超える顧客からのアクセス急増,予測できないシステムの挙動など数々のリスクが浮かび上がる。特効薬はない。サーバーの冗長化,テストの徹底,緊急対応の体制と予行などをひとつひとつ積み上げていくことが止まらないシステムへの道程である。全22ページ。(日経オープンシステム・2000/7月号)
抄録(「電子書店パピレス」より)
総論
インターネット・サービスが本格化する中で,システムを縁の下で支える構築,運用担当者は,システム・ダウンと日夜戦っている。インターネット・サービスは顧客が直接利用するため,ある面,基幹システムよりも信頼性が問われる。開発者はそれを認識していながらも,システム障害の報告は後を絶たない。理由をひとことで表現するならば,“インターネット技術を使ったシステム構築の難しさ”である。だからといって,手をこまぬいているわけではない。これらの問題を一度経験した企業は,徐々に信頼性を高めてきている。
ケース・スタディ:障害原因を探る
アクセスの集中などによる過負荷や構成の変更が引き金となり,ソフトウエアのバグが顕在化したり,予期せぬ動作をすることがシステム停止の原因になる。また,異常なデータがサーバーに送られてくることにより,システムがダウンすることもある。ハードウエア,ネットワーク機器の故障が原因の障害もある。
ノウハウ:基本対策の現実解
障害の原因となる部分,発生のきっかけは様々だ。しかし,いずれのケースに対しても,対策の基本に変わりはない。システムの冗長化,テスト,監視,非常時の対策作りという4つの対策を,必要とされる信頼性のレベルに応じて実施することだ。
著者について
日経オープンシステム
プロフェッショナルなSE(システム・エンジニア)を目指す人に向けた実践情報誌。部門システムから基幹システム,企業間連携システムまで,あらゆる規模・用途の情報システムの構築・運用に必要な情報を,具体的な事例やデータに基づく客観的な評価を基に,多角的に提供している。