部下を伸ばす仕事のまかせ方

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著者:国司義彦
価格:¥ 1,427
日本実業出版社


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■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 デキル管理者とは、仕事をまかせて部下を育て、自分は一歩上の仕事に取り組める者のコト。全ての管理者に贈る、まかせ上手、育て上手になるノウハウ集! 管理能力自己診断テストも収録。自分に合った管理能力向上のポイントをつかみましょう。


抄録(「電子書店パピレス」より)
 ◇◇何のために部下がいるの?◇◇
 「仕事をまかせろだって? そんなことしたら仕事にならないよ」「説明し、教えてる間に自分でやったほうが速い」「ヤル気のない奴に、気を遣って頼むより、自分でやったほうが気楽だ」
 管理者には、毎日容赦なく、業務遂行の責任がのしかかって来る。売上目標の達成、納期、コストダウン。もし、仕事にミスや遅れ、トラブルが発生すれば、それは「管理者の監督、指導が悪い」ということになる。
 ●部下を使い、仕事をまかせるのが上手なやり方
 といわれても、肝心の部下が未熟だったり、ヤル気がなければ、結局は自分でやるしかないし、そのほうが得だ、と考えることになる。もしかすると、あなたもそう考えているひとりかも知れない。少人数の職場なら、二人分、三人分の仕事を一人でこなすことも可能であろう。だが、それなら部下は、何のためにあなたのそばにいるのだろう。それに、職場の人が多くなったらどうか。五人、十人となったら、もうお手上げだ。
 だから、当然作業は部下にも割り当てて進めることになるのだが、中途半端な仕事の与え方をしておくと、これが後でまた大変なことになる。たとえば、
 ●何か分からないことがあると、部下はいちいち聞きに来る
 いや、聞きに来てくれればまだいいほうで、
 ●勝手に間違った判断をして仕事を進める部下もいれば、立ち往生しているのに平気で放っておくのもいる
 といった状態になりかねない。
 ある職場で、こんな相談を受けたことがある。
 「どうも仕事が遅いと思ってA君の作業を見たら、片手が遊んでいる。『ここは両手でやりなさい』ってやってみせたり、また本人にもやらせたんです。その場では、いった通りにやったんですが、しばらくしてから行ってみると、また元通りになってる。これでは、どうやって指導したらいいか分かりません。どうしたらいいのか教えて下さい」というのである。
 これは、ある工場の製造管理者からの相談であるが、なるほどここまで親切に指導しても、部下がいうことを聞いてくれないとなると、今日の管理者は、以前にもまして大変なんだなと思うのである。
 だが、感心ばかりしてはいられない。そこで、私はある助言をした。その内容はちょっとお預けにして、読者がこの管理者だったらどうするか考えていただくことにしよう。
 (A)そんな部下だったら放っておく
 (B)何度でも正しいやり方に改めるまで指導する

 ◇◇最初に「基本をビシッと教える」◇◇
 さて、先ほどの答えだが、実は(A)でも(B)でも正解とはいえないのである。
 (A)と答えれば、「放っておいて、仕事がどんどん遅れるのはどうする?」という疑問が生ずるだろう。(B)と答えれば、「管理者がそんなことばかりにかまっていられるか」、それに「部下は反発し、イヤ気がさすのではないか」という心配もある。
 この管理者は親切な人である。部下の仕事のやり方がまずいのを発見した時、「まず自分でやってみせ、部下にも実際にやらせてみる」という、指導の原則通り忠実に実行しているからである。
 ただ、ひとつ足りない点があった。それは「‘なぜ’両手を使ったほうがいいのか」「両手の作業に‘どんな意味があるのか’」を説明していない。部下が片手で作業し、片手が遊んでいるのを発見した。そこで、「両手でやりなさい」といった。それは、そのほうが速いし、楽にできるからだ。もっと、ていねいにいえば、「両手で作業することにより、倍近く効率がよい。従って、二倍近い生産量を同じ時間内に上げることができる」からである。
 先ほどの質問に(B)と答えた人は、何度も何度も「こうしなさい」「ああしなさい」と教えるよりは、「なぜこうしたほうがいいのか」「自分のいう通りやると、どんな効果が期待できるのか」をたった一度いうことのほうが、ずっと大切であることを知って欲しい。
 だが、(A)と答えた人は、次のように考えるかもしれない。
 「そうでしょう、だから、そんなめんどうなことをして教えるよりは、自分でやってしまったほうが速いんですよ」と。確かに一理ある。だが、はじめに指摘したように、それでは、あなたのからだはいくつあっても足りないことになりかねない。


著者について
 国司 義彦(くにし よしひこ)
 学習院大学卒業。日産自動車株式会社を経て、株式会社JMC能力開発センターを設立、代表取締役。現在、日本教育心理学会、日本経営士会会員。経営者、管理者の指導に活躍する一方、早くから「心の豊かさ」「自己実現」を提唱し、『マズローの心理学』(産能大学)の著者F・ゴーブルらと、研究、啓蒙活動を展開。日本における人間性心理学のパイオニアとして、全米にも広く紹介されている。脱・経済優先社会への処方箋『苦悩と混迷を超えて』(F・ゴーブル著 泉分堂)の監訳者でもある。著書に『管理者──成功する五大条件』『社長道』(同文舘)『「問題解決」の基本がわかる本』『問題解決能力の磨き方』(PHP研究所)『人を魅きつけるリーダーの条件』『管理者の仕事』(こう書房)『部下育成の基本』『40代だからできること・すべきこと』(日本能率協会)など多数。

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「部下を伸ばす仕事のまかせ方」紹介ページの最終更新日時
2005年10月24日 17:51:43
ID:389
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。